
フィリピンのメイドさんは問題が多いの?
どうやって契約するの?
メイドさんとうまくやっていくには?
こんな疑問を持つ、フィリピンでメイドさんを雇うか悩み中の方にオススメの記事です。
こんにちは、うっきぃです。
メイド大国のフィリピンで、メイド文化を堪能してみたいですよね。
日本で月40万はかかるメイドさんですが、フィリピンなら信じられないような費用で気軽に雇うことが出来ます。
ですが、治安の悪さで有名なフィリピンで、赤の他人の外国人をどこまで信用できるのでしょうか?
実際にあった事件や対処法を踏まえ、メイドさんとの接し方についても深堀りしていきたいと思います。
この記事で分かるのはこんな事です。
- メイドの雇用形態と費用について
- メイドの探し方について
- 面接と雇用契約書について
- メイドあるあるとその対処法について
フィリピンのロングステイでコンドミニアムを借りる人気エリアや方法についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
≫フィリピンで憧れのコンドミニアムを賃貸!人気エリアと部屋選び

それではさっそく見ていきましょう!
メイドの雇用形態と費用について
フィリピンのメイド雇用形態は以下の3種類があります。
- 住み込み…24時間家にいて、寝食を共にする
- 通い(フルタイム)…日曜祝日以外の9時から17時
- 通い(パート)…週に数回、希望の時間のみ
仕事内容は炊事、洗濯、掃除、子守り、介護、買い物などがあります。
炊事専門は【クック】、洗濯専門は【ラベンデラ】、子守り専門は【ヤヤ】と呼ばれ、一般家庭のフィリピン人でもメイドを雇っているんですよ。

子育て環境をよくするために英語が話せるヤヤを雇う日本人が多いけど、スキルによって割高になるよ。
住み込み(Stay in)の場合
小さなお子さんがいるご家庭や、夫婦共働きの家庭にオススメ。
住み込みの場合、通いより割安になります。ですが、メイド部屋の用意、食事や生活費、医療費や入院したときの費用まで雇用主が払うことになります。
メイド部屋がなくても契約上問題はありません。ソファで寝る人もいれば、リビングにマット敷いて寝る人もいます。
エアコンの効くキレイな家で、きちんと3食取れるだけでも貧しいフィリピン人にとってお城のように感じる人もいますからね。

家にメイド部屋や、メイド用のシャワールームが付いているのも普通だよ。
住み込みの場合、費用は5,000ペソ(約11,200円)程度です。地方<セブ<マニラと値段は上がりますが、最近ではメイドも海外志向が強くなっています。
マレーシアでメイドをした場合、同じ仕事をしても4万円以上の収入になるからです。なのでマレーシアにいるフィリピン人メイドの数はなんと70万人に上るんですよ。

英語を話せるフィリピン人はベトナムのメイド時給の倍!
海外移住者が多いから需要が多いんだね。
通い(Stay out)の場合
いつもいられるとストレスに感じる、単身なので掃除だけして欲しいという方にオススメ。
宿泊を伴わないのでメイド部屋の必要はありませんが、交通費を負担しなければいけません。

時間通りに来てくれる人が当たればラッキー‼
日給は500ペソ(約1,120円)程度なので、気軽に来てもらえます。24時間一緒は気を遣うということで、日本人は住み込みより通いを選ぶ人が多いようです。
メイドの探し方について
メイドの探し方には3種類あります。
- 「マニラ日本人会」などの日本人コミュニティから引き継ぐ
- 親戚や大家など知り合いから紹介して貰う
- メイドエージェントを利用する

やっぱり若い人の方が仕事が速くていいよね?
体力もあるから、気兼ねなく色々頼めそうだし。
若いメイドは、能力が低く、フィリピン人特性の恋愛体質のせいで仕事がおろそかになる傾向があります。ですが一から指導できる上、理解力があるので自己流にされない利点があります。
一方、年配のメイドは能力が高いですが、独自のやり方を変えられないという傾向があります。体力面も心配なので休み休みして貰うことになるでしょう。

フィリピンは年配者が少ないから「シニア・シチズンシップ」というレストランやスーパー、病院や公共の乗り物が20%引きになる制度があるよ。
これを利用して買い物をお願いしてる家庭が多いよ。
具体的にメイドの探し方について見ていきましょう。
日本人コミュニティから引き継ぐ
一番おススメは日本人コミュニティの紹介です。「メイドを探している」と発信すれば、拡散されて紹介を受けることが出来ます。
日本人の紹介なので価値観が同じという安心感があります。日本人宅で経験を積んでいるので、メイドが日本のスタイルが分かっているというメリットもありますね。

日本人のライフスタイルを理解してくれてれば、スムーズな関係が築けそうだね!
親戚や大家など知り合いから紹介してもらう
奥さんの親戚に田舎から来てもらうなど、よくあるパターンです。
ですが主従関係が曖昧になったり、問題が起きて関係性が崩れても縁が切れないので、実際なかなか難しいようですね。

知り合いの親戚を悪くも言えないし、強くも言えない…。
気を使って逆に疲れそうだなー。

トラブルがあったときにクビってわけにもいかないしね。
見つかりやすいけど、難しいところだね。
メイドエージェントを利用する
知り合いが全くいない場合は、エージェントに申し込むのが手っ取り早いです。
ある程度メイドの身元も確かなので、安心感もあります。ですが費用は割高になり、住み込みで8,000~10,000ペソ程度はかかることになります。

細かい交渉はメイドさんと直接になるよ。
お給料はエージェントに支払う制度だよ。
おススメのメイド仲介業者はこちら↓
- 割安な料金で、優良なメイドが多い…「Manpower」
- フィリピンで1番の仲介業者。専用ドライバーの手配も出来る…「MaidProvider.ph」
- 介護スタッフの手配も出来る…「GreatAupair」
エージェントを通しているからと言って、きちんとした研修を受けているわけではありません。日本と比べて当然家事の質は低いので、完璧を求めないように心得ておきましょう。
相性もありますし、妥協できるメイドさんを見つけるのはとても根気がいるといいます。10人変えてもダメなことも多いんです。
面接と雇用契約書について
一部抜粋すると、
- 給与の支払いは現金のみ
- 週1回は24時間以上の休息日が必要
- 1年間の勤務後に5日の有休を与える
- 1日8時間は休息を与える
などが挙げられます。メイドは奴隷ではないので、主従関係を維持しながらも気持ちよく働ける環境づくりが必要です。
勤労意欲の低いフィリピン人は、貧乏でも嫌だと思えば貰う物だけ貰ってトンズラしてしまいます。

常に感謝と尊敬の気持ちも忘れずにね。
家事レベルは低くても、そのおかげで自分の時間が出来てるのは間違いないんだから。
そのためには、まず自分に合うかの面接が第一関門です。紹介を受けて、何を聞いたらいいのか、どんなことをチェックしたらいいのかまとめてみます。
面接でチェックすること
自分の要望に見合う人なのか、キチンと働いてくれるのか不安は山積みです。
メイドエージェントなら何度でも違う人を紹介してくれるので、数人に会ってみることをお勧めします。
面接で最低限聞いておきたいこと、伝えておきたいことはこちら↓
- 以前働いていたところ(日本人宅経験あるか)
- 勤続年数はどれくらいか
- 家族構成(ご主人の仕事内容など)
- 試用期間の日数
- 雇用期間
残念ながら採用と至らないケースでも、交通費はお支払いしてあげてくださいね。
試用期間を経て、金額に見合うだけの働きではなかった場合、給料を払って解雇する旨も伝えておきましょう。
契約書について
後で揉めないためにも、文書で契約書と取り交わしておくことは重要です。
契約書を作るときに入れておきたい項目は、
- Stay inの場合、居住空間・使い方(シャワーの時間など)
- Stay outの場合、交通費について
- 勤務時間・休日について
- 報酬(休日出勤や残業の場合の設定金額も)
- 門限について
- スマホの利用について
- 病気の際の医療負担について
- 試用期間と雇用期間
- 解雇について
wifiのパスワードを教えたら、スマホに夢中で仕事をしなくなったという報告もあります。勤務時間中は没収している雇用主もありますので、頼んだ仕事が終わったら返してあげるなどするといいですよ。

「仕事が終われば自由にしていい」ということを教えれば、ダラダラすることもなくなるよ。
試用期間は2週間から3ヶ月と家庭によって違うので、そこは話し合いで決めていきましょう。
盗みや契約違反の際は当然解雇となりますが、雇用主の都合で辞めてもらわなければいかないときもあります。その時は、退職金や推薦状を渡して、次の仕事が見つけやすいようにしてあげるのがマナーです。

お誕生日やクリスマスにプレゼントを上げたり、家族にお祝い事があればお祝い金を持たせるのもいいね。
日頃の感謝を態度や口に出して伝えることがいい関係性を継続させるコツだよ。
メイドあるあるとその対処法について
窃盗
想像通り、トラブルのほとんどが窃盗関係です。
ウソをつくことが悪いことだとは微塵も感じないフィリピン人なので、誤魔化すのもお手の物。盗られても気づかれにくいものをしたたかに盗んでいきます。
コンドミニアムのガードマンに荷物検査をされるので、盗むことは難しいと考えられますが、ガードマンに賄賂を渡して味方に付けることもしばしば。

えー!?家に泥棒呼んでるようなものじゃない!どんな手口を使うの?
- 多めに買った食品を、ゴミを捨てるときに外の共犯者に渡す。
- 持ち出した日用品を売ったり、親戚に配る
- 荷物検査を逃れるために身に着けて帰る…などなど。
あらゆる方法を使って、隙を見つけては盗みを繰り返します。メイドも見つかったら即クビになると承知していますが、被害がなくなることはありません。
経験者の対処法として、以下のようなことが挙げられます。
- 雇い始めの時に、敢えて目につくところに小銭を置いて様子をみる
- メイドと冷蔵庫を分けて、食事を別にする
- 買い物を頼んだら商品とレシートを目の前でチェックする
貴重品の管理はしっかりとして、お金だけでなく日用品にいたってもきちんと把握していることをメイドに理解させることです。
盗みをしづらい環境づくりをすることが一番大事だと言えるでしょう。
常識
日本人の考える常識を持っている人は少ないです。
盗み逃げして1ヶ月もしないうちに「また働きたい」としれっと帰ってくることも平気です。

きちんとした教育を受けてないから、人間としての基礎部分が欠如していることがあるんだよね。
靴のままテーブルに上ったり、仕事中ずっとスマホをいじっていたり、居眠りは当たり前。捨てたものを黙って持ち帰るのも日本人からしたら受け入れがたいですよね。
ですが無知なだけで、きちんと教えれば素直に理解してくれることも多いようです。

根気強く、「これはダメだから、この場合はこうしてね」と具体的に指示してあげることが大事だよ。フィリピン人はプライドが高いから、人前で怒ることは絶対にしないようにね。
日本人のような「言わなくても分かるだろう」文化は皆無です。言われたこと以外は一切しないので、全て細かく指示する必要があります。
例えば、洗濯物の畳み方、掃除の範囲や求めるレベルまで実際にやってみせて「このレベルまでやってほしい」と伝えることが大事です。
金銭
「お金がない時は、ある人から貰えばいい」という国民性です。なので当然のように金持ちの日本人に「お金貸して」と平気でいいます。
だから貯金などという考えは毛頭なく、給料は2~3日で全て使い切ってしまいます。

すぐお金を使っちゃうからお給料を月2回に分けるんだって!
まだ最初のお給料も貰ってないうちから「家族が入院する、お金がない」と同情を引くのが常套手段です。
試用期間も終わってないうちから金銭を要求されても渡す必要は勿論ありませんが、ある程度働いて信頼関係が築けるようになると1ヶ月分の前借りに応じることは普通です。
まとめ
フィリピンのメイド事情について詳しく見てきました。
最後におさらいしてみましょう。
日本との価値観の違いから、なかなかハードルが高いメイド探し。
ですが、きちんと行動や言葉で細かく伝え、感謝の気持ちを忘れなければ、いい関係性を築くことが出来ます。
この記事を参考にして、素敵なメイドさんと出会えることを祈っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。