【フィリピンの伝統衣装】正装のバロンタガログとテルノが美しすぎる

文化習慣
娘ちゃん
娘ちゃん

フィリピンの伝統衣装ってどんなの?

どうやって作ってるの?

どこで買えるの?

こういった疑問をお持ちの、フィリピンの伝統衣装について詳ししく知りたい方にオススメの内容です。

 

こんにちは、うっきぃです。

フィリピンの伝統衣装って想像つきますか?

民族衣装ならなんとなくイメージできますが、日本の着物にあたる「正装」となるとなかなか思い浮かぶ人は少ないのではないでしょうか?

東南アジアのイメージとはかけ離れた、とっても素敵な伝統衣装なのでお土産にも最適なんですよ。

そんな伝統衣装について調べてみました。

この記事で分かるのはこんなことです。

  • フィリピンの伝統衣装ってどんなの?
  • どうやって作るの?
  • どこで購入できるの?

それではさっそく見ていきましょう!

スポンサーリンク

フィリピンの伝統衣装ってどんなの?

フィリピン男性の正装

 

この投稿をInstagramで見る

 

Kampeon(@kampeonco)がシェアした投稿

フィリピン男性の正装は、オーバーブラウス風の「バロンタガログ」です。

うっきぃ
うっきぃ

うわ~!とっても素敵!普段からオシャレに着れそう。

ヨーロッパっぽくて刺繍もゴージャスだね。

フィリピンの統治時代にメキシコから伝わったと言われています。「バロンタガログ」の語源は「タガログ語のドレス」から来ており、東南アジアの民族衣装とはかけ離れた存在ですね。

年中常夏の国なので、上着がない正装はとても理にかなっています。

両サイドにスリットがあり、上の写真のように外に垂らすのが正しい着方です。黒いスラックスと黒い靴を合わせてスマートに着こなすのが定番。

娘ちゃん
娘ちゃん

素材がとても特徴的で、なんとバナナの葉パイナップルの葉の繊維で作られているんだよ!

暑い国なので、薄くて耐久性があり、麻のようなハリのある素材がピッタリ!

刺繍は元々、天然繊維の生地がセミの羽のように薄いため、補強の意味で始められたとされています。

妹ちゃん
妹ちゃん

刺繍は花柄だったり、幾何学模様だったりするよ。

刺繍が細かければ細かいほど高価になるの。

薄くてスケスケなのには涼しいだけではなく、他にも理由があります。

スペイン統治下では平民の服だったため、武器を持っていないことを示すために透けている服が義務付けられていたからです。また武器を隠すポケットもないという特徴があります。

うっきぃ
うっきぃ

スペインの植民地だった、中南米の国でもこの名残があるんだよ。

スケスケの素材のため、中に白い半そでシャツ「Camisa de chino(カミサデチノ)」を着ます。

1960年代まではゆったりしたものが主流でしたが、現在ではスラっとしたラインが主流になりました。昔は女性もバロンタガログを着ていましたが、現在はこれからご紹介する女性用が普及しています。

娘ちゃん
娘ちゃん

女性が着ても素敵だよねー。

襟も詰襟タイプもあって、オシャレに着こなせそう。

次は女性用の正装ドレスを見てみよう。

フィリピン女性の正装

 

この投稿をInstagramで見る

 

TERNOCON(@ternocon_2020)がシェアした投稿

フィリピン女性の正装「テルノ」です。オフホワイトが定番ですが、写真のようなカラードレスもあります。

ブラウスは「Baro(バロ)」、スカートは「Saya(サヤ)」と呼び、ワンピースのように着こなします。

特徴は何といってもその大きな袖。蝶のように見えることから「バタフライスリーブ」や「パススリーブ」と呼ばれています。

素材は男性用と同じバナナの葉とパイナップルの葉の繊維でできています。

うっきぃ
うっきぃ

繊維によって値段が全然違うんだよ!

パイナップルの葉の繊維は、なんとバナナの葉の繊維で作られたものの3倍!

素材は主に3種類が使われています。

  • Organza(オーガンザ)…低価格のシルク、ポリエステル
  • Jusi(フーシ)…シルクの一種、バナナの葉の繊維
  • Pina(ピーニャ)…最高級の素材。パイナップルの葉の繊維

値段的には、オーガンザが4,000円程度とお土産に最適です。フーシで1万円弱、ピーニャになると刺繍の度合いによっては10万円なんていう高価なものもあります。

娘ちゃん
娘ちゃん

フーシならドライクリーニングできるけど、ピーニャになるとクリーニングの出来ない素材で、陰干ししか出来ないよ。

一度は着てみたいね!

「テルノ」の他にも「マリアクララガウン」という正装もあります。エレガンスでとても優雅ですね。

 

この投稿をInstagramで見る

 

Izzy Fernando(@isabel_.k._fernando)がシェアした投稿

足首が隠れるほどのロングスカートに、胸元からたっぷりの刺繍がゴージャスです。

正装なので普段着ることはできませんが、結婚式やミスコンなど特別な時に着られます。

スポンサーリンク

どうやって作るの?

マニラから南東に車で2時間半、ルソン島中部のラグナ州ルンバンにはバロンタガログの工房がたくさんあります。

手縫い出来る職人も多いですが、需要が増えてきて現在では機械化も進んでいます。

うっきぃ
うっきぃ

見事な刺繍が物凄い速さで出来るんだね。

手縫い職人さんが1週間かかるところを機械なら数十分!

パイナップルの繊維を使った技術はまさにフィリピンの伝統工芸。

高価な物なので、フィリピンでもなかなか購入できる場所はありません。日本人でもレンタル出来る場所もあるのでご紹介します。

スポンサーリンク

どこで購入できるの?

 

この投稿をInstagramで見る

 

Kultura(@kulturafilipino)がシェアした投稿

観光客が一番買い求めやすい場所と言えば、マニラのSMマカティ2Fや、セブのSMシティ1Fにある「kultura(クルトゥラ)」です。

有名なフィリピンの雑貨屋さんで、種類も豊富なので伝統衣装以外にも様々な商品が手に入ります。

また、ネットショッピング「Etsy」でも購入の可能です。

EtsyのHPの写真

引用先:Etsy公式HP

妹ちゃん
妹ちゃん

子供向けのバロンタガログ可愛い!

フワフワの女性向けテルノも素敵だねー♡

また、レンタル衣装の「フィリピニャーナ」でレンタルという手もあります。

ドレスとアクセサリーがセットで7~15号までレンタル出来ます。もちろん男性用もあるので、セットでセブ島の海をバックに写真撮影が出来ますよ。

レンタル料金は12,000円程度で出来るので、一風変わった結婚式の前撮りなんていうのも素敵ですね。

スポンサーリンク

まとめ

フィリピンのエレガンスな伝統衣装について詳しく見てきました。

最後におさらいしてみましょう。

  • 男性用「バロンタガログ」はオーバーブラウス風
  • 女性用「テルノ」はバタフライスリーブが特徴
  • 素材はバナナやパイナップルの葉の繊維
  • 素材や刺繍の細かさによって値段が決まる
  • 購入できる場所は少ない

フィリピン観光の際に正装を着用したフィリピン人を見れることはほとんどありません。

また、若い人が着ることも少ないのが現状です。

外国人が日本に着て着物を「ビューティフル!」と感動するように、私たち日本人にとってフィリピンの伝統衣装は特別なものですよね。

フィリピンを訪れた際は、ぜひその特別感を味わうために着る機会を作ってみるのもいいのではないでしょうか。

フィリピンのファッションやメイク事情についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧くださいね。

»フィリピンのファッションってどんな?世界で人気ブランドもあるよ!

»【女子留学生必読!】可愛いフィリピン女子の化粧とコスメ事情は?

 

にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(フィリピン)へ
にほんブログ村


フィリピン留学ランキング

タイトルとURLをコピーしました