
フィリピンのトイレってどんな?
どうやって使うの?
用意しておくものは何?
こんな疑問を持つ、カルチャーショックNo,1の強敵「フィリピンのトイレ」を攻略したい方にお勧めの内容です。
こんにちは、うっきぃです。
世界最高峰のトイレを日常的に使える日本人にとって、海外のトイレは間違いなくテンションが下がります。
特に「東南アジアのトイレ」と聞いたら、もう考えるだけで萎えてきませんか?
せっかくの楽しい旅行や、期待に胸膨らませた留学ですから、そのストレスは削減したいですよね。
ドアを開けてショックでフリーズすることがないように、予備知識を入れて完全な対策で挑みましょう。
この記事で分かるのはこんなことです。
- フィリピンのトイレの特徴
- パターン別使用方法と必需品
フィリピンでもう一つの強敵と言えば、世界で一番日本人が嫌っているという【ゴキブリ】です。
フィリピンのゴキブリは「デカイ・飛ぶ・噛む」という3拍子揃ったゴキブリ界のラスボスと思ってください。
そのゴキブリと戦う効果的な方法については、こちらの記事で徹底的に解説していますので、ぜひご覧くださいね。
»フィリピンのゴキブリは噛む⁉【3段階で挑む】遭遇しない最強の対策

それでは、さっそく見ていきましょう!
フィリピンのトイレの特徴
ドアを開けて飛び込んできた便器がコレだったら、あなたはどうしますか?
日本と全く違う、フィリピンの普通のトイレについてまとめてみましたので、まずはご覧ください。↓↓↓

全く理解出来ないよ!
どうやって使うの?
観光地でやっと見つけたトイレがこの状態だったら、もう悩んでいるヒマはありません。

「来たか、攻略してるぜ!」
と冷静に対応できるように説明するね。
洋式風なのに便座がない
一番カルチャーショックを受けるのが、この「便座がないトイレ」です。

便器と便座はセットじゃないのがフィリピン!
フィリピンも元々、日本と同じようなウ〇チングスタイルで用を足していたようです。
ですが、洋式便座が導入されてもスタイルを変えることがなかったために、このような結果となってしまいました。

高さがあるのに、細い便器の淵にビーサンで乗るよ。
滑って便器に足が入らない技術が凄い。
フィリピンの便座は日本と違ってプラスチックが柔らかく、割れやすい素材なので靴のまま乗ってしまうと簡単に壊れます。
なので、最初から外して使うというワケです。
トイレットペーパーがない
元々、トイレで紙を使う文化はありません。
外国人向けの空港やカフェ、レストラン、ショッピングモールや高級レストランなどの新しい施設は、トイレが綺麗でペーパーが備え付けられていることが多いです。

綺麗なトイレじゃないと、外国人観光客が来てくれないから、設備がどんどん良くなってきてるよ。
トイレっとペーパーは個室になくても、手洗い場の横にある場合があります。そのときは利用する分だけちぎって、個室に持って行ってくださいね。
また、小さな自販機があってティッシュやナプキンを売っていたり(5ペソ)、掃除のおばさんから購入することも出来ます。

フィリピン人はトイレットペーパーの芯を抜いてから潰して持ち歩いてるよ。
ワイルド~!
ペーパーを使ったら流せない
日本のトイレットペーパーと違って、水に溶けにくいように出来ているんです。

トイレットペーパーは現地では「ティッシュー」と呼ばれていて、日本の箱ティッシュと同じ使い方をするんだよ。
そのため、水に溶けやすいと逆に使いにくいという訳なんです。
更にトイレットペーパーは値段の割に紙質が悪く、ゴワゴワしているのでデリケートな部分を拭くには適してないんです。
便器にペーパーを流せないのは、
- ペーパーが溶けないから
- 排水管が細いから
- 水流が弱いから
という理由があるからなんです。
大量の水がリバースして大惨事になりますので、必ず便器の横のゴミ箱に入れて下さいね。
水の入ったバケツと手桶がある
レバーどころか、トイレタンクすらないフィリピンでは使用後の水は手動で流さなければいけません。
勢いよく数回手桶で水を流せばOK!
それだけではありません、フィリピンでは、トイレットペーパーを使わず股間を水で洗い流す習慣があります。

バケツの水でどうやって洗うの?
蛇口、バケツ、手桶がセットで置かれていて、フィリピン人はこうやって使います↓
- バケツに水を溜める
- 右手で手桶を使ってバケツから水をすくう
- 左手で手桶の水をすくう
- 左手で股間をゴシゴシ洗う
- 手桶で便器に勢いよく水を流す
はい、固まりましたね。正解の反応です。

誰がどんな手で触ったか分からない手桶に、素手を股間にあてがうとは。
フィリピン人の左手を警戒するな。
謎のピストル型ホースがある
ちょっとランクのいいトイレになると、バケツではなく簡易(?)ウォシュレットがあります。
ピストルのように握ると水(冷水)が出るようになっているので、それでお尻を洗うんです。慣れないと服にかかってしまいそうですが、水だからすぐ乾くのでフィリピン人は濡れても気にしません。
ここで気づくことがありませんか?
先ほどの手桶バージョンといい、濡れたお尻はどうするのか?

ここでトイレットペーパーが登場!
洗って綺麗になった股間を拭くために使うんだよ。

ゴミ箱にう○この付いたティッシュが捨てられてるわけじゃないんだね。
しばらく濡れたままそのままでいて乾かすというツワモノもいれば、タオルを持参していてそれで拭く人もいます。
拭き取り用なら、なおさら溶けやすいペーパーだと困るわけですね。
床は基本びちゃびちゃ
水で洗い流すシステムのため、水がこぼれて常に床がビショビショです。

便器に水がかかって濡れやすいから、便座を外していることで拭き取りやすいというメリットもあるんだよ。
自宅ではトイレとシャワールームが一緒の空間ということが多く、濡れていて当たり前なんです。
また、シャワールームと言ってもシャワーノズルがある家庭はまだ少ないです。先ほど紹介した蛇口、バケツ、手桶を使って水を浴びるスタイルが主流です。

蛇口の水は真水だよ。
冬場は10℃を切るバギオでは温水もあるけど、冷水だけは厳しいね。
カギは壊れている
個室のカギが壊れていても、基本そのままがフィリピンスタイルです。
友達や家族と一緒なら前に立ってもらえばいいですが、1人の時は使用中自分で押さえておかなければいけません。

便器からドアが遠かったら覚悟を決めるしかない!
ワンチャン行けるかも。
順番待ちはしない
日本では暗黙のルールで、トイレが並ぶこの位置で列を作って順番に並び、空いたところに入りますよね。
ですがフィリピンではドアの前で待って、早い者勝ちで入るのがルールです。

日本と同じ感覚で待ってたら、サッと抜かされちゃうよ。
今までご紹介したフィリピンの特徴に加え、ジョリビーやショッピングモール、スーパーのトイレを実際に見せてくれるアキラ先輩の動画が非常に分かりやすいですので、貼っておきますね。
使用方法と必需品
日本と使い方が全く違うフィリピンのトイレですが、首都圏や観光地では日本人にも耐えられるレベルのものが増えてきています。

高級ホテルなら日本レベルとトイレ設備だよ。
「待ち合わせしてる」って入れて貰うのもオススメ!
ですが、日本と違ってコンビニはトイレを貸してくれませんし、近くに綺麗なトイレがどうしても見つからない場合もあります。
日本人向けのフィリピントイレの使い方や、日本から持参しておくと安心なものをご紹介しますね。
(小)の場合
便座のないトイレの場合、100%空気椅子を推奨します。
フィリピン人のように便器に乗るのは、慣れていない日本人には危険すぎますし、座るなんてもってのほかだからです。
便座のあるトイレの場合でも、直接座ることは危険です。

綺麗に見えても乗って用を足してる人もいるよ。
日本人は雑菌に免疫がないから、すぐ膀胱炎などの病気になってしまうからね。
空気椅子が耐えられない年配者や、腹筋に自信がない方はこちらの使用方法が安全です。
- 消毒ジェルで便座を除菌
- 使い捨て便座シートを敷く
- 用を足す
消毒ジェルは薬局で購入出来ますが、トイレだけでなく食事の際も使えるので、携帯用1本は日本から持参した方が安心ですね。
便座をトイレットペーパーを敷いてやり過ごせればベストですが、自分が動く程度の風でもすぐズレてしまうのが難点。
使い捨てでも便器の中に真ん中を落とし込むタイプの物はすべって使いにくいので、便座シートがくっついてズレないこちらのタイプがお勧めです。
そして一番忘れてはいけないのが、ポケットティッシュです。

個室に入った後でペーパーがないことに気づいたら泣くしかない!
ゴミ箱に入れることに抵抗のある人は、流せるタイプを持って行きましょう。
(大)の場合
ホテルや語学学校で済ませておきたいところですが、出先で急な腹痛に襲われることも当然あります。
しかも不衛生なフィリピンに数日いると、ほとんどの人が下痢になる確率も高いんです。

菌が違うから、フィリピンでの腹痛は日本の腹痛より激痛の場合が多いから厄介だよ。
下痢の状態で便座がないトイレしかなかったら、もう覚悟を決めて便器に乗るしかありません!
運よく便座があるタイプに出会えたら、(小)と同じ方法で除菌→便座シートで万全の対策をしてから(大)をしてください。

これは特にスッキリ拭き取りたい!
となりますよね?その時に備えて、勢いの優しいトラベルウォシュレットの登場です。フィリピン人用の備え付けのものはハードルが高いし、どこにでもあるわけではないので常備しておくと安心ですよ。
トイレットペーパーもコンビニで1ロールから20ペソ程度から購入出来ますが、何せ日本のものより硬い。ただでさえデリケートになってるお尻にそんな拷問はさせられません。
ウォシュレットにあまり慣れていないという方は、こちらのWETタイプのおしりセレブがおすすめ!
これなら何度トイレに駆け込むことになっても、優しい拭き心地で衛生的に保つことが出来ますよ。
まとめ
日本人なら必ず初見で躊躇する、フィリピンのトイレ事情について詳しくお話してきました。
最後にポイントをおさらいしておきましょう。
【フィリピンのトイレの特徴】
- 洋式風なのに便座はない
- トイレットペーパーがない
- ペーパーを使ったら流せない
- 水の入ったバケツと手桶がある
- 謎のピストル型ホースがある
- 床は基本びちゃびちゃ
- カギは壊れている
- 順番待ちはしない
【おススメの日本人用の使い方】
- 便座があっても空気椅子推奨
- 座るなら除菌+便座シート
- 下痢を見込んでお尻用品を持参する
ひと昔前に比べると、フィリピンのトイレも都市部はかなり使いやすくなって来ていて安心しましたね。
語学学校の寮も、外国人向けにかなり改善されてきています。
ですが、公衆トイレは汚い上に犯罪の危険もありますし、トイレのない家に住むフィリピン人は470万人もいます。
まだまだトイレも発展途上ですが、これからの勢いに期待できるフィリピンの進化が楽しみですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。