
どれくらいSNSは普及してるの?
どうしてそんなにSNSが好きなの?
こんな疑問を持つ、世界一のSNS大国と言われるフィリピンについて気になる方にお勧めの記事です。
こんにちは、うっきぃです。
ネット回線速度が日本の30分の1とも言われるフィリピンで、どうしてそんなにSNSが人気なのか気になりませんか?
また、貧困層も多いのにSNS?と疑問もありますよね。
そんな不思議の国【フィリピン】のSNS事情について解説します。
この記事で分かるのはこんなことです。
- フィリピンと日本のネット普及状況
- フィリピンと日本のSNS比較
- 普及している理由3選
SNSで使われる略語についてはこちらの記事で詳しく解説しています。英語を使う国では当たり前に使われているものばかり取り上げていますので、この機会に覚えてさらっと使いこなしてみてくださいね。
»slrはどんな意味?【フィリピンの略語とスラング】一覧表で紹介!

それでは、さっそく見ていきましょう!
フィリピンと日本のネット普及状況
世界平均が57%のインターネット普及率ですが、フィリピンは71%と世界でも高い水準にあります。
一方、日本はというと「Hootsuite Digital 2020」によれば、普及率94%とあり、フィリピンと比較にならない差をつけています。
しかしSNS普及率だけを見てみると、フィリピン71%に対し、日本61%とかなり出遅れている状況なんです。
また、ビジネスでのSNS使用率はフィリピン人60%、日本人15%となり、大きく使い方に違いがあることが伺えます。

日本だとコミュニケーションツールのイメージが大きいよね。
フィリピンでは個人間の売買にも使われるんだよ。
日本の光ファイバー普及率は73%で世界1位。そのため回線速度はフィリピンの10倍です。

雨が降ったらもうアウト。
台風が来たら数日停電も当たりまえだからね。
同じく、「Hootsuite Digital 2020」の統計から見ると、フィリピン人のインターネット使用時間はなんと1日10時間!

1時間スマホ放置してるだけで、60件とか平気でメールが来るよ。
受けるだけでギガがなくなったよー!
歩きスマホや、電車、カフェであれだけスマホとにらめっこしている日本人ですが、それでもインターネット利用時間は1日4時間。諸外国と比べてもかなり低い水準なんです。

フィリピン人は仕事中もスマホいじってるよ。
接客中でもお構いなし!
その中でSNSに費やす時間はフィリピン人1日4時間、日本人わずか30分という統計もあります。

もちろんSNSの利用時間でも堂々の世界1位!
もう依存症としか言いようがないね。
そんなSNSなしでは生きていけないフィリピン人が、どんなSNSを使っているのか見ていきましょう。
フィリピンと日本のSNS比較
日本ではすっかり下火のfacebookがダントツ一番人気です。
フィリピン人はfacebookをするためにスマホを持っていると言っても過言ではありませんね。
プライベートやビジネスとしても欠かせないもので、1人が2~3の複数のアカウントを持っていることも多いんです。

だからSNS利用率が102%なんておかしな数字になってるんだね!
facebookのアカウントを教えてもらえなければ本命恋人と言えないほど、フィリピン人のfacebookに対する比重が大きいんです。
メッセンジャーの利用率は9割にもなり、「おはよう」「何食べた?」「何してる?」などアカウントを教えるとメールの嵐となることは間違いありません。
フィリピン人と友達になって数人と繋がると、知らない人からどんどん友達申請が届くのは普通のことです。
恋愛ツールとしてのfacebook事情についてはこちらの記事を参考にしてくださいね。
»フィリピン人男性と恋愛するならココに注意!それでも付き合いたい?
フィリピンのSNSランキング
フィリピン | ||
1位 | 96% | |
2位 | 64% | |
3位 | 56% |

Facebookのアカウント作っただけなのに、大学の入学決まったら学生からメールが殺到して怖かったよ。
日本人の留学生は珍しかったようで、どんな人物なのか学生たちは興味津々!違うキャンパスどころか知り合いの知り合いみたいな全く関係ない人たちからも友達申請が殺到したほどです。
Instagramの利用率も非常に高いです。さすが、写真好き&自分大好きなフィリピン人ですね。

「今朝の私」「ランチ中の私」って感じでセルフィーが引くほど多いけど、加工はほとんどしてないね。さすが自己肯定感の塊‼
YouTubeは勿論普及していますが、ネット環境が悪く動画を見るのが難しいのが上位に入らない要因ですね。

停電が多いから、「今日はネットが繋がらないのでオンライン授業欠席します」って学生がめっちゃ多いよ。
その理由なら出席扱いになるのがフィリピンらしいよね。
ネットが多少繋がりにくくても、facebookでメッセンジャーを送る程度ならそこまでストレスもないですからね。
他にもTikTokやスナップチャットも人気なんですよ。
日本のSNSランキング
「Hootsuite Digital 2020」の統計から、日本のSNS利用ランキングについてまとめてみました。
日本 | ||
1位 | YouTube | 71% |
2位 | LINE | 61% |
3位 | 50% |

フィリピンと全然使い方が違うね!
インスタはそこまで利用率が高くなかったのが意外な結果だな。
日本人の連絡ツールはLINEが定番で、facebookを使うという人はあまり聞きませんよね。
ですが、フィリピンに行くならfacebookのアカウントは必ず作っておかなければいけません。メッセンジャーの使い方にも慣れておいたほうがいいですよ。
普及している理由3選
フィリピンでSNSが他の国より普及している理由は3つあります。
- 自分が好きで、見栄っ張りだから
- 格安でSNSを楽しめる環境だから
- 海外にいても無料で繋がれるから
1つずつ見ていきましょう。
自分が好きで、見栄っ張りだから
フィリピン人はとにかく自己肯定感が強く、自分が大好きです。
いつでもどこでもセルフィー!自分の写真をスマホの待ち受けにしてる人もいるんですよ。

一人でポーズ決めて撮りまくってる(お世辞にも可愛いとは言えない)フィリピン女子見たことあるな。
さすが自殺率が日本の10分の1のフィリピンですね。自己肯定感の低い日本人としては、ここは見習いたいところです。
お出かけしたり、美味しいものを食べたり、買い物したり、とにかく自慢したいという欲求もすごいんですよ。
なのでfacebookやInstagramに投稿することで、その見栄っ張りな部分を満足させているんです。
格安でSNSを楽しめる環境だから
スマホ自体も数千円程度で買えたり、ガラケータイプの携帯でもfacebookが使えるものもあります。
i-phoneももちろんありますが、所有率は1割にも満たないので、ほとんどが格安携帯を使っています。
日本と違って料金プランもSNS用があるのが特徴です。

facebook使い放題プランもあるんだよ!
それで1日中メッセンジャー飛ばしまくってるワケね。
貧困層でなんとか食べていけてるような家庭でも、スマホを持っているのが一般的です。facebookで仕事を得ることも出来るので、生活必需品なんですね。
海外でも無料で繋がれるから
フィリピンの総人口の1割にあたる1000万人もの労働者が海外に出稼ぎに行っています。
労働人口で見ると、なんと4分の1が大好きな家族と別れて海外で働いているんです。そのため、普段の何気ない写真やメールは「元気にやってるよ」という証になるんです。
今の状況を離れた家族といつでも分かち合える、最強のツールということになりますからね。

フィリピン人って、電話はビデオ通話使うんだよ。
離れてるから顔見て話したいんだね。
家族が大好きで、出稼ぎ大国だからこそ、ここまでSNSが普及していると言えるでしょう。
まとめ
フィリピンと日本のネット普及率比較、フィリピンのSNSの重要性やどうしてここまで普及しているのかについて詳しく見てきました。
最後にまとめてみましょう。
- 日本よりネット普及率は低いが、SNS利用率は高い
- フィリピンで一番人気のSNSはfacebook
- 仕事でもfacebookが必要
- 格安なので貧困層でもスマホを使う
- 自分好きで見栄っ張りだからSNSが自慢ツール
- SNSは出稼ぎ労働者の大事な連絡ツール
日本よりネット環境は悪くても、フィリピンの現状、国民性から日本よりSNSが普及しているということがわかりました。
これがフィリピンの現状なので、たとえジョリビーの店員がスマホをいじってなかなか注文品を持ってきてくれなくてもグッと我慢してくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。