
フィリピンの母の日ってどんなことするの?
父の日や敬老の日もある?
こんな疑問をお持ちの、フィリピンの家族関係の祭日について気になる方にぜひ読んでいただきたい記事です。
こんにちは、うっきぃです。
フィリピンと言えば、「家族愛」と言われるほど、フィリピン人にとって最優先されるものが家族ですよね。
そんな家族愛に溢れたフィリピンに「日本と同じような家族関係の祭日はあるのかな?」と気になり、調査してみました。
この記事で分かるのはこんなことです。
- フィリピンの母の日の過ごし方
- フィリピンの家族関係の祭日
お祭り好きのフィリピン人たちのお正月やイースターの大盛り上がりの過ごし方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
»【度が過ぎるよフィリピン人】独特なお正月の風習が面白すぎる!
»フィリピンのホーリーウィークが過激すぎ!日本のGWとは全然違うゾ
それではさっそく見ていきましょう!
フィリピンの母の日
日本でメジャーな母の日ですが、実はアイルランドとイギリスで発祥した世界中で行われているイベントだとご存知でしょうか。
フィリピンでも毎年5月の第2日曜は母の日なんですよ。
ですが、日本のようにショッピングモールが母の日一色で、あちこちでセールがあるということはありません。

商魂たくましい日本はなんでも乗っかるからねぇ~。
日本では「母の日=赤いカーネーション」ですが、フィリピンでは「赤いバラ」が主流です。
バラの他にも、ランやチューリップなど色んなお花を混ぜてお花屋さんでたくさん売られています。盛り上がっているのはお花屋さんがメインです。

親孝行なフィリピン人にとって母の日は大事なイベントだよ!
何歳になっても誕生日より盛大にするんだよ。
家族の中でお母さんが中心的な存在なので、母の日は家族にとって大切な日になります。
ですが、貧困層の多いフィリピンでは、なかなかプレゼントをしたくても出来ないという子供たちも多いです。それでもバラを一輪だけプレゼントする、お母さんのお手伝いをするなど大好きなお母さんに感謝の気持ちを伝えます。

お母さんのために何かしたい!って気持ちが嬉しいから、お母さんは感動だよね。
余裕のある家庭では、バラの花束をプレゼントしたり、外食に連れて行ったり、エステに連れて行ったり、ケーキをプレゼントしたりしています。
マニラで日本人経営の人気店「ウッデンホースステーキハウス」では、母の日メニューが期間限定で開催されていますね。

うわ~美味しそう!
毎日家族のために忙しく働いてくれるお母さんに、優雅なひと時プレゼントしたいよね。
お母さんへの感謝の気持ちを伝えたい気持ちは、全世界共通だね。

日本と違うのは、プレゼントを贈る事よりも、「家族と一緒に過ごす」ことが重視されることだよ。
なので、教会の「母の日のミサ」に一緒に出席することも定番です。
メッセージカードをプレゼントすることも忘れてはいけませんね。フィリピンでは日本と違って感謝の気持ちを言葉で伝えます。
フィリピンにも100円ショップのような○○ペソショップがたくさんありそこで購入する人も多いのですが、素敵なものを見つけたので紹介させてください。
引用先:minne
フィリピンの貧困問題について活動するNPO法人が、現地の生活支援をしています。フィリピン人の雇用を作り、グリーティングカードやココナツの殻で作った雑貨を販売しているんです。
一枚一枚丁寧に手作りされたカードは、まさに母の日にうってつけですよね。

カードが2枚売れると、手作りしたお母さんにお米1.5キロ相当の収入が得られる仕組みになってるよ。
ココナツ雑貨は300円程度、カードも400円程度の価格帯で販売されています。これなら気軽に支援できますよね!
現地で手作りカードを用意するのも心がこもっていますし、日本で母の日にこんな素敵なカードをプレゼントすることもオシャレですよね。
フィリピンの家族関係の記念日
日本には子供の成長を願う、「子供の日」と「ひな祭り」がありますね。おじいちゃんおばあちゃんを敬う「敬老の日」もあります。
ですが、残念ながらフィリピンにはないんです。
アメリカにならって「Grandparent’s Day」が9月の第2日曜にあるという記述もあったんですが、フィリピンの語学学校の先生に確認したところ「ないよー」との回答でした。
母の日の他にあるのは「父の日」だけだそうです。

フィリピンの父の日も、日本と同じ6月の第3日曜だよ。
日本と同じように、「父の日だからこれをプレゼントする」という定番はないです。母の日同様、一緒に過ごすことが重視されていて、父の日のミサにも家族で参加します。
普段は離れて暮らす家族が集まって、食事を持ち寄りパーティをするのが定番ですね。
父の日も母の日も家族が集まるためにある記念日と言えます。
まとめ
フィリピンの家族関係の記念日について見てきました。
最後におさらいしてみましょう。
- 「母の日」「父の日」は日本と同じ日程
- 「母の日」の定番はカーネーションではなく「赤いバラ」
- プレゼントよりも家族一緒に過ごすことが大事
- 「子供の日」「ひな祭り」「敬老の日」はない
日本よりはるかに親を大事にし、家族が大事なフィリピン人。言葉で感謝を伝え、家族で食卓を囲んで笑い合うって素敵ですよね。
言葉で言うのが恥ずかしい日本人にとって、ダイレクトなフィリピン人の感性はとても羨ましいと感じます。
私たちもフィリピンの人たちを見習って、少し素直になりたいですね。
最後まで読んできただき、ありがとうございました。