
フィリピンのゲテモノ料理ってどんなの?
日本人でも食べられる?
こんな疑問を持つ、フィリピンのゲテモノ料理に興味のある方にお勧めの内容です。
こんにちは、うっきぃです。
世界中には信じられないようなゲテモノ料理が存在しますが、その中でも他の追随を許さないのが我らの「フィリピン」!
「そこまでして食べなければいけないのか?」と思わずツッコミたくなる料理が目白押しです。
意外にも海外旅行中にゲテモノに挑戦する人は3割に近いんですよ。現地で挑戦してみたい方、興味本位の方、期待は裏切りませんので参考にしてみて下さいね。
この記事で分かるのはこんなことです。
- ニワトリを撲殺するスープ
- ウジごと食べるポークハム
- 孵化寸前のあひるのゆで卵
- 生で食べるぬるぬるの虫
- 豚の血のシチュー
- 雄牛のお〇んちんスープ
それでは早速見ていきましょう!
ニワトリを撲殺して作るスープ「ピニクピカン」
ボントック族から伝わった料理です。
肉を柔らかくするために生きたままニワトリを棒で叩きまくっていたぶり殺します。出血が多すぎたり、骨が折れて肉に刺さると美味しくなくなるので、絶妙の叩き方をするんだとか。

これって動物虐待じゃないのー?
殴られた上に、羽もむしりとられて、まさに地獄絵図!
そこからバーナーなどで表面を焼いて羽をナイフでそぎ落とし、ぶつ切りにしてスープにしてしまうワイルドすぎる調理法です。思わず目をそむけたくなりますね。

料理名は「ピニクピカン」って凄く可愛いのに、しょっぱなからインパクト強すぎ!
生きた動物を叩く発想がもう無理なんだけど!
調理法にはケダモノですが、鶏肉のスープなのでゲテモノとは言えませんね。(←うまい)
次の料理はゲテモノ中のゲテモノです。
ウジが湧いたポークハム「エタグ」
強烈な便臭を放ち、ウジが湧くフィリピンのマウンテンハム「エタグ」をご紹介します。

う〇こ臭??
その段階で、もはや食い物ではないな。
ですが、エタグはコルディリエラ地方の伝統料理で、サガダの公式ハムと認められているんです。
豚肉を塩漬けにしてから燻製にし、土製の瓶で数週間発酵して作ります。この発酵の段階でウジが湧くほど内部が腐敗していくんです。

フィリピンでは人気のハムだけど、日本人は強烈なニオイにとても味を感じる余裕はないんだって。
数ある世界中のゲテモノ料理の中で、これほどパンチのあるものもなかなかないのでしょうか?

しかもウジごと食べるんだって!
もう聞いてるだけで…うぷっ…。リバース必至!
孵化寸前のアヒルのゆで卵「バロット」
日本人チャレンジャーも多い、フィリピンで一番有名なゲテモノ料理です。
お酒のおつまみや、二日酔い対策、滋養強壮剤として屋台でも簡単に手に入ります。
体力仕事の現場作業員などは日常的に食べていますが、栄養価が高いので1日1個までがおススメです。

発音としては「バルーッ」が近くて、保温する発砲スチロールに入れて売ってるよ。
1つ15~20ペソ(約35~45円)くらいだからお試しあれ!

わざわざ有精卵を孵化直前まで育ててから、食べようというこの発想がスゴイよね。
通常16日目、18日目、21日目と3種類があります。
ほぼヒナの状態になるまで育てて現地人でも敬遠するレベルのものを売っているお店もあります。
初心者には黄身に血管が見え、形が出来始めている16日目が無難です。

フィリピン人いわく、一番美味しいのは18日目の卵(ほぼヒナ)。
調理したその日に温かい状態で食べるとサイコーなんだって。
タイ、カンボジア、ベトナムでも食されてます。
味はゆで卵より濃厚で、鶏肉のうまみを凝縮させたおでんの卵の様だと言われています。
日本でもフィリピン食材専門店などで売られていますが、現地の方が新鮮で味がいいので挑戦してみて下さいね!

大好きなSB19も屋台で普通にみんな食べてたもんなー。
これは死ぬ気で一回挑戦してみるか!
現地で友達が出来ると、必ず屋台に連れていかれて食べさせられる定番料理(?)です。
酢や塩を振ってバクっといっちゃってください!
ミミズ状の虫を生で食べる「タミロック」
マングローブの木に住む「フナクイムシ」という白いミミズのような虫を生でつるっと食べます。
「ムシ」と付きますが、実は高価な貝の仲間だというので驚きです。

貝と言われるとちょっと安心するよね。
100歩譲ってマテ貝だと信じて食べてみる!?

別名「水中のシロアリ」だよ!
それにさすがに生は食中毒が心配!
酢と唐辛子と玉ねぎなどでマリネにして生で食べますが、味は…日本人には向いていません。
豚の血とモツのシチュー「ディヌグアン」
ビーフシチューのように見えますが、豚の内臓と血だけで作られています。
お祝いごとにかかせない料理「レチョン(豚の丸焼き)」を作るときに余った材料を捨てないようにと作られた料理です。

豚の血は市場で簡単に手に入るんだよ。
宗教上食べない人もいるし、普段から食べる料理じゃないね。
見た目通り、味も濃いめのビーフシチューに似ていて、意外と日本人にも受け入れられる料理です。

真っ赤な固まった血も入れて作るけど、血生臭さはないんだよ。
もつ煮込みみたいな感じ。
見た目は今までの中で一番まともなので、何も言わずに出されたら食べられそうですよね。
雄牛の生殖器のスープ「スープナンバー5」
雄牛のお〇んちんをゆでてぶった切ったスープです。二日酔いや滋養強壮剤としてフィリピンでは人気の料理です。

「スープナンバー5」って面白いネーミングだよね。
雄牛の5番目の脚って意味なんだって!
食感が良く、癖になるとフィリピン人は言いますが、くさみが強く残念ながらこちらも日本人の口には…合いません。
セブでは、スープナンバー5をアレンジした「Lanciao(ランチアオ)」という料理もあるんですよ。

タイ料理みたいで、見た目は美味しそう!
19世紀後半に中国から伝わった料理なんだよ。
まとめ
フィリピンのゲテモノ料理について、厳選した6つをご紹介しました。
最後におさらいしてみましょう。
- ニワトリを撲殺して作るスープ「ピニクピカン」
- ウジが湧いたポークハム「エタグ」
- 孵化寸前のアヒルのゆで卵「バロット」
- ミミズ状の虫を生で食べる「タミロック」
- 豚の血とモツのシチュー「ディヌグアン」
- 雄牛の生殖器のスープ「スープナンバー5」
フィリピンには他にも「犬の脚のスープ」や、「ご飯のお供の豚の脳みそ」、「煮ただけのカエル」、「パンに挟む蜂の卵」などなど思わずのけぞる料理がまだまだあります。
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衛生上の問題もありますし、おススメはしませんが挑戦する場合はあくまで自己責任でお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。