
フィリピンの治安は悪い?
効果的な防犯対策は何?
どの地域なら安全に過ごせるの?
こんな疑問を持つ、フィリピン留学や移住を検討中で治安に不安を持つ方にオススメの内容です。
こんにちは、うっきぃです。
麻薬や殺人などダークなイメージが強いフィリピンですが、ここ20年ほどでかなり改善されてきました。
それでも殺人事件は日本の10倍、強盗事件は日本の9倍、強姦事件は日本の7倍と危険な地域ではまだまだ犯罪が横行しているんです。
今回はフィリピンを訪れる人向けに、気になる治安情報について深掘りしていこうと思います。
この記事で分かるのはこんなことです。
- 世界水準からみるフィリピンの治安
- 日本人が巻き込まれやすい犯罪とその対策
- 留学先にオススメの安全な都市ベスト3
それでは、さっそく見ていきましょう。
世界水準からみるフィリピンの治安
引用先:外務省海外安全HP
フィリピン全土が注意喚起を促す色で塗りつぶされるほどフィリピンの治安は悪いです。
同じ指標で見ると人気の留学先であるマレーシアやフィジー、マルタはほぼ真っ白なのでフィリピンの危険度の高さがわかります。
更に怖がらせる情報になりますが、日本人の銃殺事件が世界一多い国でもあります。

ひぇ~!想像通り治安最悪じゃん!
銃の所持は合法だし、違法所持も横行してるんだって。
わずか100米ドルで殺人の依頼が出来るため、日本人の暴力団組員が裏で手を引いて日本人を殺害する事件が多いのも事実です。

保険金殺人など、特定の相手が狙われる事件ばかりだよ。
無差別に日本人留学生が殺害されたことは一度もないの。
色々な指標をもとにたくさんの世界治安ランキングが出ていますが、すべてにおいてフィリピンは危険度が高い国とされています。
ですが、殺人事件など凶悪な犯罪に一般の留学生が巻き込まれたことがないという事に注目してください。

留学生が注意すべきなのはお金関係の軽犯罪だよ。
きちんと対策すれば防げるものばかりだから、必要以上に心配しなくても大丈夫!
語学学校は安全な地域にあることが多く、警備員が常駐していたり、監視カメラがあったりと24時間セキュリティシステムがあるので敷地内は非常に安全です。
門限もあるため、夜間の外出も制限されます。

安全に過ごせると分かってるから年間4万人以上も日本から留学生が渡航してるんだもんね。
自由な先進国の方が実はよっぽど危険なんだよ。
ですが外出する休日のために、どういうことに注意すれば安全に過ごせるのかを具体例をあげて解説していきます。
日本人が巻き込まれやすい犯罪とその対策
防犯意識を常に持って行動すれば、すべて未然に防げるものばかりです。
お金持ちのイメージが強く、平和ボケした隙だらけの日本人は格好のターゲットだということを認識してください。
どういう手口で実際に犯行が行われているのか、どうすれば防げるのかを役立つ防犯グッズを紹介しながら詳しく解説します。
スリ
①子供の集団スリ…ストリートチルドレンなどが親しげにまわりを取り囲み、気を取られている間に財布などをすられて連携プレーで大人に渡す。
→ «対策» ポケットに何も入れない、囲まれないように止まらない

必要最低限のスマホ、パスポート、2,000ペソ程度を伸縮性バツグンのスパイベルトに入れて体にくっつけておけば見つからないよ。
②ジプニー内でのスリ…わざと小銭をばらまいて、拾ってもらう隙にスマホや財布をすられる。
→ «対策» 無視する、乗車人数が少ない時に乗らない、ジプニーに乗らない
③ジプニー停車中のスリ…信号待ちしているときに、いじっているスマホを外から取られて逃走。
→ «対策» カバンからスマホを出さない、防犯グッズを使う、ジプニーに乗らない

全機種対応で、ワイヤレス充電も問題なし!最新の3代目で耐久性も2倍。
これをスマホにセットしてカバンに結んでおけば防犯対策は完璧だよ。
④タクシー停車中のスリ…信号待ちしているときにドアを開けられ、カバンを取られる。
→ «対策» タクシーに乗ったら、すぐドアロックする
⑤人混みでのスリ…カバンやリュックをカッターで切られ、中身を抜き取られる。
→ «対策» カバンは前に持つ、防刃リュックを使う、人混みを避ける

防犯リュックってガチガチでダサいけど、これはオシャレ♡
やっと見つけた普段使い出来る最強の防犯リュック!
防刃、スキミング防止、ベルトにワイヤーまで入ってるの。
現地の語学学校の先生ですら、リュックをカッターで切られてパソコンを抜き取られたことがありました。買い物などの外出で荷物が増えるなら最強の防犯リュックとして激オシです。
ぼったくり
①タクシーのメーター…メーターを使わずに500ペソ程度上乗せした金額を請求される。
→ «対策» 必ずメーターを使わせる(メーターを改造している場合あり)、Grabを使う
②タクシーのお釣り…「お釣りがない」と紙幣ごと取られる。
→ «対策» 100ペソ以下の小銭を用意しておく、Grabを使う
防犯のために、特に夜は徒歩5分の距離でもタクシーを使うことが大事です。タクシー側から日本語で声を掛けてくる場合、ぼったくり犯なのは間違いありません。

マニラ空港ならアプリを入れていなくても専用の乗り場から利用できるから、ぜひ使ってね。
強盗
①睡眠薬強盗…日本語で親しげに声を掛けられ、一緒に飲もうと誘われる。睡眠薬を飲み物に入れられ、寝ている隙に金品を奪われる。
→ «対策» 知らない人は無視する、1人で飲みに行かない

毎月のように日本人留学生がやられてる手口だよ。
フィリピンでは18歳からお酒が飲めるけど、調子に乗っちゃダメだよ!
»フィリピンで人気のお酒はコレ!酒税が安くて18歳から飲酒OK!
②貴金属強盗…イヤホン、ピアス、ネックレスなど身に付けているものを引きちぎってでも取る。
→ «対策» 金目のものは身に付けない、ブランド物を持たない

ぶら下がるタイプのピアスを付けていて、耳を引きちぎられた人もいるよ。
着飾らないで、現地人と溶け込むのが大事!
強盗に襲われた場合、抵抗せずにすべて差し出すのが鉄則です。
強盗犯は金目の物が欲しいだけで、殺人を犯す罪まで被りたくはありません。ひったくりに遭ったらそのままひったくられ、強盗に遭ったら要求するものを差し出してください。

抵抗して銃殺された韓国人留学生がいるんだって!
欲しいものが手に入ったら逃走するから、身の安全を第一に考えてね。
詐欺
①トランプ詐欺…「日本語を勉強している」「親戚が日本にいる」など親しげに話しかけてきて、家というところに遠回りして招き入れ、最初は勝たせて大負けさせて金品を奪う。ATMに連れていかれることもある。
→ «対策» 知らない人には何があっても付いていかない。日本人と分からないようにする。
サングラスをかけることで、アジア人だということが分かっても日本人だとバレないため、犯罪に遭う確率が減ると言われています。

紫外線の強いフィリピンでは、普通のUVカットは役に立たないの。
メラニングラスタイプで視界もクリアなこちらのタイプがおススメだよ。
②日本人詐欺…親しげに日本人が声を掛けてきて、安心させたところで「財布をすられたから助けて欲しい」など人の善意に漬け込んで騙し取られる。
→ «対策» フィリピン人だろうと日本人だろうと、知らない人から話しかけられても無視する。
人の善意に漬け込む寸借詐欺は一番許せませんね。

ホームレスに善意でお金を渡すと、物乞いが集まってくる危険性もあるよ。
③クレジットカードのスキミング詐欺…移動中のカバン、会計の時にクレジットカード情報を盗まれて、バレないように少額を何度も引き落とされる。
→ «対策» スキミング防止グッズを使う、カードリーダーが目視できる店しか使わない
カードリーダーに読み取り機が取り付けられている場合があります。クレジットカードの使用は大型のショッピングモールなどに限定するほうが賢明です。
強姦
①タクシー利用…一人でタクシーに乗ったら人気のないところに連れていかれ、襲われる。
→ «対策» タクシーには一人で乗らない、男性と行動する
②路地の一人歩き…大通りから目を付けられていて、路地に入ったところで襲われる。
→ «対策» 一人で行動するときはドアtoドアで目的地までタクシーを使う、男性と行動する

フィリピンの美の象徴は色白だということ。
肌が白い日本人は餌食になりやすいから、常に集団で行動することを心掛けてね。
留学先にオススメの安全な都市ベスト3
外国人誘致のために、マニラのマカティやセブのリゾート地域など一部分では非常に安全な地域があります。
ですが大半の地域では犯罪が横行し、日本人にとって危険な国だということは間違いありません。
日本人に人気の留学先セブより治安が良く、学習環境の整った地域に絞って3都市をご紹介します。
ダバオ
世界の治安の良い都市第5位に選ばれたこともあるダバオを外すことは出来ません。
かつては東南アジア最大の日本人街があったため、日本食レストランが多いのも特徴です。人口はマニラとセブの中間くらいというフィリピン第3の都市です。
直行便はありませんが、セブパシフィック航空を使えばターミナル間の移動もなく、マニラから2時間程度で行けてしまいます。

ジャパニーズヘルプデスクのある病院が使えたり、台風が来なかったりと住みやすさはバツグン!
語学学校の数はまだ少ないですが、講師の質が高いことでも有名です。
フィリピンのガイドマップに必ず載っている、絶滅危惧種の国鳥「フィリピンイーグル」の保護施設があります。留学する際は、ぜひ見に行ってくださいね。
»【フィリピンワシ】世界最大&最強!イケメンの国鳥を知りたい!
ドゥマゲッティ
ドゥマゲッティは、世界のお勧めリタイヤ先ランキング第4位に選ばれた安全な都市です。
セブ島まで飛行機で30分で行ける立地と、多くの有名大学がある学園都市のため欧米からも留学生が多いのが特徴です。

日本から「親子留学するならドゥマゲッティ!」と言われるほど安全で、ゴミのおいていない綺麗な街なんだよ。
ドゥマゲッティまでも日本から直行便はありませんが、セブパシフィック航空を使えばターミナル間の移動もなく、マニラから飛行機で1時間半程度で行けます。
近年留学先として人気上昇中ですが、まだまだ日本人が少ないため語学力向上をストイックに目指すなら最適の留学先ですよ。
バギオ
サマーキャピタルとして政府機関が移動していたほど、治安に力を入れた都市です。
高原地帯で時期によっては10℃以下になることもあるため、寒すぎてホームレスがいません。また、学園都市のため歓楽街もなく、タクシーのお釣りが1ペソでも返って来ることで有名です。
直行便はなく、空港からタクシーで15分ほど移動したバス乗り場までいかなければいけません。

バギオ自体は安全でも、危険なマニラで深夜タクシー移動するリスクがあるよ。
しかもバスで6~7時間かかるから他の2都市よりハードル高いよね。
割高ですが語学学校の送迎バスを利用するか、マニラ空港内のカプセルホテルで一泊して、翌日複数人で移動すると危険を避けることが出来ます。
»【フィリピン留学】なぜ人気?バギオ留学のメリットとデメリット
まとめ
フィリピンの治安について、犯罪内容やその対策、安全な留学都市についてお話してきました。
最後にポイントをおさらいしてみましょう。
- 凶悪な殺人事件は多いが、一般の留学生には関係ない
- お金にまつわる軽犯罪が多いが、防犯に備えれば大丈夫
- 華美な身なりをせず、現地人と一体化する
- もし強盗に襲われたら、抵抗せずに金品を渡す
- 安全な留学先は、ダバオ、ドゥマゲッティ、バギオ
最低限の備えとして、海外旅行保険の付帯されたカードを持つことが必須です。
無料で作れるエポスカードを携帯して、安心安全に留学生活を楽しんでくださいね。
»【留学生向】自動付帯保険はエポスカード!簡単にゴールドも持てるよ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。