
マレーシアが移住に人気の理由は何?
こんな疑問を持つ、マレーシアへのロングステイや移住を検討中のあなたにおススメの記事です。
こんにちは、うっきぃです。
老後は海外でのんびり暮らしたいと誰もが憧れますよね。
激戦の移住先の中で何年も一位を独走しているマレーシアがどうしてそんなに人気なのか、気になります。
ですが、いい情報ばかりが先行して、実際のデメリットの面はあまり言われていませんよね。今回はいい面だけでなく、注意しておかなければいけないポイントも深掘りしていきます。
この記事で分かるのはこんなことです。
- マレーシアの基本情報
- マレーシアの食生活について
- マレーシアの物件について
- マレーシアの治安について
- マレーシアの暮らしについて
欧米でノマドに注目されているのはジョージアです。移住条件が厳しくなりましたが、それでも他国に比べれば非常に住みやすいところなので要チェック!
»【ジョージア移住】条件改悪!それでも滞在してみたいその理由とは?

それではさっそく、マレーシアについて見ていきましょう!
マレーシアの基本情報
日本から6時間半程度、LCCなら往復3万円程度で行ける人気の東南アジアに位置しています。
国の豊かさを示す指標としてGDPが使われますが、経済的観点からみると東南アジアではシンガポールに次いでマレーシアは第2位です。

ちなみに日本は先進国の中でGDPは最下位!
マレーシアが今熱いのは間違いないね!
東南アジアの他の国に比べて気候の変動が少ないのも暮らしやすいポイントです。年間通して20~30度程度で、高温多湿なため乾燥肌になりがちな女性が肌がきれいになったという人もいるんですよ。
ですが大気汚染の問題も深刻で、アトピー性皮膚炎の人は症状が悪化することもあります。
そんなときにおススメなのが、腕に付けるだけの空気清浄器です!電池も要らず、2年も効果が継続するなんてまさに東南アジア移住に最適のグッズですよね。
24時間イオンを発生させることで、アレル物質を包み込んで落下させる仕組みです。
夕方になると30分~1時間程度スコールがあるのが特徴で、日本の国土の9割ほどの土地に、日本の人口の16%が住んでいます。

年中同じ服装でいいのに、冬時期になるとファッションで冬物が店頭に並ぶよ。その時期にマレーシアに行く人は日本から夏物を多めに持参するのが正解!

マレーシアもタイ同様、花粉症の心配なし!ノービザで3ヶ月滞在出来るから花粉時期だけ長期滞在する人も多いよ。
ビザランも1年以内なら問題ないので、日本で40℃を超える猛暑時期や、真冬時期だけなど用途に合わせて長期滞在する人もいます。
マレーシアと言えば公用語がマレー語、準公用語が英語なので、レベルの違いはあるものの英語を話せる人が93%もいます。
簡単な英会話で日常生活が問題なく送れるのは、移住条件としてかなりの割合を占めますよね。言語の問題でどうしても馴染めず、辛くなって日本に帰る羽目になる人もたくさんいますから。
まだ英語力に自信がないという方も大丈夫!初心者が完全オーダーメイドでマンツーマンレッスン受けられるMeRIZE英会話という手がありますよ。

フィリピンの語学学校でオンラインレッスンでIELTS6.5までスコア伸ばしたの。
先生たちは日本人の苦手を完全に理解してるから最短でレベルアップ出来るよ。

色んな情報や経験談が聞けて、必ずプラスになるよ。
悩むだけでは始まらないから、まずは相談だね!
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物価が安いと言われていますが、極端に安い現地向けのもの、高級な富裕層向けのものと両極端で、日本人が一般的に欲しいレベルの価格帯はあまりありません。

お隣のシンガポールでは、同じものが3倍に跳ね上がるから、安いのは間違いない。
現地人と同等の生活をすれば月10万以下の生活も可能ですが、日本人が耐えられるレベルかというとかなり難しいと思われます。
半年に1度は停電や断水があるなど、負の面が語られず「マレーシア幻想が独り歩きしているのでは?」と感じました。いいところだけではなく、気になる面も深堀りしていきたいと思います。
マレーシアの食生活について
多民族国家なので各国の料理が食べられて、レパートリーにも事欠きません。タイやベトナムに近い料理で、ハーブやスパイスを使ったものが多くあります。
また、マレーシアは外食メインなので、朝はマーケット、昼はレストラン、夜はナイトマーケットなどで済ませ、自炊をしません。

料理が苦手なうっきぃに最適!
自炊しない罪悪感もないね。
味も日本人に合うと言われていますが、バンコクやマニラに比べると、明らかに日本食のレベルが低いということまではあまり言われていません。

バンコクのペッパーランチは日本と同じで美味しかったよ。
マレーシアだと日本より値段設定は高いのに、3割程度クオリティが下がる印象です。「海外だからこんなものか」と受け入れられればいいですが、他の国を転々としている人はマレーシアの食生活がいいとは言いません。
またイスラム教の人が多いので、スーパーで豚肉が売られていなかったり、お酒もかなり高価になります。

豚肉料理やお酒を提供していないレストランがあるから、お酒好きには厳しい国かもね。
酒税の関係でアルコール度数が高いほど値段も高くなります。日本に一時帰国した際に、荷物が重くなっても日本酒を持ち帰るという人も多いですね。
マレーシアには日系スーパーが多く、伊勢丹やイオンもあります。イオンではトップバリュ商品も買えるので嬉しいですね。
ですが日本の食材は1.5倍~3倍もするので、自炊するのも結構かかると思ったほうがいいです。

食材は日本より2~3割安い程度で、思ったより食費を下げられないんだよね。
コンビニは現地の「My News」の他に「セブンイレブン」「FamilyMart」も24時間営業で大変便利です。セブンイレブンは現地食が強く、日本のパンなどは売られていません。
FamilyMartは日本人向けがとても充実していて、具材が現地仕様のものもありますが、おにぎりやおでんも売られています。おでんはカニカマや魚団子など面白い具材もあるので、試してみるといいですね。
マレーシアの物件について
マレーシアは家賃が世界で一番安いと言われています。

これがマレーシアが一番人気の理由でしょ。
一番かかる固定費が安いのは長期滞在で最重要だもん。
ですが、実際蓋を開けてみると、日本人が住めるレベルというのは2,000RM(約53,000円)以上で、決して手放いに「安い!」と言えるレベルではないと感じました。
また、初期費用としてセキュリティデポジットが家賃の2~3ヶ月分かかるので、十分な資金が必要になります。

日系不動産仲介の「スターツ」なら日本語で対応な上に内覧も出来るので、相場を調べたい場合はHPを覗いてみてね!
マレーシアは東南アジアの中で治安がいいとは言われていますが、鍵を3重にかけて生活していたり、泥棒と遭遇したという話もあります。
日本人というだけで狙われるので、日本人が多い高級住宅地に住み、ガードマンが24時間常駐するセキュリティの高い物件に住むしか選択肢がなくなるわけです。

そうなると高いコンドミニアムしか選択肢がなくなるわけだね。
また、外国人の多いエリアはスーパーの価格設定も高めで、「結局、生活費が日本と変わらなかった」というのもよく聞く話です。

東南アジア移住の中で、車所有率がダントツ高いよ。
300万円の車でも関税がかかって400万円になるから、マレーシア移住は富裕層向けだよ。
家具・家電付き物件の住居に関しては、契約時に「経年劣化による費用負担」について注意してください。日本では当然、オーナー側が支払ってくれるものですが、海外では日本の常識は通用しません。

こういう小さいことが、後から大事だったりするよね。
しっかり確認しておかないと揉めることになるよ。
コンドミニアムはオール電化が多く、使い方次第で大きく変わるものの、常識の範囲内で使用すれば月3,000円程度で済みます。
外食文化で料理をほとんどしないので、ガスがあったとしても月100円程度。下水も月あり200円程度と破格値です。
水道は人数や使い方にあまり関係がなく、コンドミニアムの戸数で割って請求されることが多いようです。それでも300円は行かないくらいなので、これも物価の安さを再認識できる部分ですね。

水道管の劣化でサビが出ることも多いよ。
バスタブ付き物件で喜ぶ前に、水質確認すべし!
マレーシアも他の東南アジア同様硬水です。軟水で育ってきた日本人にとって硬水は髪がキシキシしたり、肌荒れを招く要因になります。
それを防ぐには硬水を軟水に変えるシャワーヘッドが必要不可欠なので、ご紹介しますね。
海外発送に対応しているので、現地で「やっぱり必要! 」となった時でも安心です。加齢臭や抜け毛対策も最適なんですよ!
また、犬を不浄とするイスラム国家なので、コンドミニアムで犬を飼うことは禁止されています。犬と暮らしたいなら、タイ移住をおススメします。
マレーシアの治安について
治安がいいと評判ですが、日本と比べるととても危険だと感じます。
ひったくり注意の道路標識があるほど、街中あらゆるところでひったくり被害が多発しているからです。
ネックレスを引きちぎられたり、自撮り中のスマホを録られたり、最近ではノックアウト強盗という暴力で気絶させる強盗までいます。

強盗件数は日本の人口当たりで換算すると、なんと25倍!
子供の誘拐も多いし、治安がいいと言われるのが謎。
バイクで走りながらひったくられるので、自己防衛が大事です。以下のことに注意してください。
- 人通りの少ない道、夜道に一人歩きしない
- 道路側に荷物を持たない
- 高価な貴金属やブランド品を持ち歩かない
子連れは特に誘拐に注意しなければいけません。ガードマンのいるコンドミニアム内なら大丈夫ですが、公園などの遊び場に行くときは子供だけで行かせることはできません。
遊び場が少なく、近所でも親が過保護なほど付いて回らないといけません。
マレーシアの暮らしについて
日本人移住者が多いので、日本語でのサポートがどの国より多いのが一番のメリットだと感じます。
物件を探すのもそうですが、医療に関しても日本語通訳者のいる病院もあります。医療技術も高く、海外の有名大学出身の医師や、薬の種類に関しても日本と引けを取りません。
街中にwifiがあり、インフラに関しては先進国と比べても遜色ないレベルにまで達しています。美観に優れ、ゴミが落ちていないことも高ポイントです。

クアラルンプールのド真ん中でも駐車場代は1時間100円程度だし、高速代も激安。ハンドルと車線も日本と同じだから、余裕のある人が車を所有するのも納得!
バンコクやマニラと比べると渋滞はそれほど激しくありません。ただし、車の運転はとても荒いので注意が必要です。車線変更で、ウインカーを出す人はまずいないと思ってください。
交通事故による死亡者はなんと日本の5倍以上!
クアラルンプールの主要地を巡回する無料バス「GO KL City Bus」や電車も発達していますので、渋滞や安全面、コストを考えて公共交通を利用するのもおすすめです。
下の路線図をご覧ください。これだけ発達していたら移動には車がなくても困りませんね!
引用先:クアラルンプール鉄道路線図
ですが、歩きに関しては注意が必要です。歩道が明らかに後付けされているので、途中で切れたり工事中のことが多いです。

ランニングが趣味という人はクアラルンプールは厳しい環境になりそうだね。
タイ、フィリピンと比べると年々上昇中のマレーシアが一番物価が高いです。今現在が単純に「物価が安い国だから」という理由で移住を考えるには時期尚早です。
またインド系は特にそうですが、ホスピタリティに関しても期待できません。
逆に考えれば、マレーシア人は他人に干渉しないとも言えます。田舎のような人間関係が苦手な人は距離感がちょうどいいと感じて、心地よく感じる人もいるかもしれませんね。

害虫が多いから、苦手な人はかなりのストレスだね。
害虫対策について、詳しく解説した記事がありますのでこちらを参考にしてください。
≫フィリピンのゴキブリは噛む⁉【3段階で挑む】遭遇しない最強の対策

まとめ
移住先として不動の人気を誇るマレーシアの生活について見てきました。
噂通りのいい面より、疑いの目で見たマレーシアの実情についても焦点を当ててみました。マレーシアに移住やロングステイを考える前の検討材料として、良い部分と悪い部分を確認してみましょう。
- 日本国内を移動するより安く往復できる
- 年中安定した気候なので衣服代がかからない
- 花粉がないので花粉症の心配がない
- ノービザで3ヶ月滞在出来る
- 自炊の必要性がない
- インターナショナルスクールが充実している
- インフラが整っている
- 大気汚染が深刻
- 英語はマングリッシュで理解するのは困難
- 食事の選択肢は多いが、日本食レベルは低い
- 豚肉、アルコール類が手に入りにくい
- 住居は高級住宅街しか選択肢にないため、貧乏人には厳しい
- 治安は決していいとは言えない
- 車の運転マナーが悪い
今回の調査で「マレーシアは富裕層の人が優雅に暮らせる場所」だと感じました。マレーシア人ほど生活水準を落とすことが出来ず、富裕層のような生活も出来ない一般人には厳しい条件ではないでしょうか。
ノービザならタイやフィリピンでは1ヶ月しか滞在出来ませんが、幸いマレーシアなら3ヶ月も滞在出来ます。
一度短期で滞在してみて、自分に本当に合うのか、生活出来るのかお試し移住することをおススメします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。