
海外の大学に進学する学生が多いのはなぜ?
そんな疑問を持つ、海外大学に進学する学生が増加中の理由を知りたい方にオススメの内容です。
こんにちは、うっきぃです。
友人のお子さんはカナダ、台湾、中国の大学に進学しています。私の娘もフィリピンの大学に進学し、ハワイの大学に進学予定のお子さんもいます。
どうして進路を海外にシフトチェンジする人が増えてきたのか、その理由について調査してみました。
この記事で分かる理由はこんなことです。
- 日本の教育に対する失望
- 保護者の意識変化
- 現地情報を入手できる環境の変化
- 海外大学進学のハードルの低下
- 海外大学からの就職活動の定着
それではさっそく見ていきましょう!
海外大学進学を選ぶ理由
筆者を始め、友人たちに話を聞くと同じような考えに行きつきます。その理由についてまとめていきます。
日本の教育に対する失望
一番大きな理由は日本の教育制度への不信感からです。
日本の詰め込み教育や、一方通行の講義に疑問を持ったという声が多いですね。英語教育一つとっても中学高校と6年間も勉強するのに学校教育だけで英語を話せる人はいません。

日本の大学生って遊んでるイメージしかないもんね。
サークルや合コン、バイトに明け暮れてる感じ。
海外の大学では、積極的に発言しないと単位が取れません。また、プレゼンやグループワークが多く、将来に繋がるアウトプット授業がメインです。

毎日課題に追われてるよ!
嬉しい誤算は、遊ぶ時間を捻出するために時間を上手く使えるようになったって事。
「大卒」という切符を手に入れるためだけに、高額な学費を払うことに嫌気がさしたという意見もありました。
日本の教育に限界を感じたので、海外の教育システムに惹かれたということですね。
保護者の意識変化
語学力以外に国際感覚を身に付けることが、将来の可能性を伸ばすことだと保護者が認識し始めたことも後押しとなっています。
小学校からの英語教育も始まり、英語が話せて当たり前の時代になってきました。

他の子と差別化を図るために、プラスアルファがいる時代!
中国語をマスターした友達は、台湾でスペイン語を履修してるよ。
日本の狭いコミュニティの中では仕事の幅にも限界があるため、これからは海外に目を向けるしかありません。
仕事はAIに取られ、海外から優秀な人材が流れ込んできます。そんな激戦区で勝ち抜くためには、世界で通用する人材にならなければいけません。
そのために必要な国際感覚は、実際に海外で生活することで体感しなければ身に着かないからです。

「可愛い子には旅をさせよ」の精神で、思い切って背中を押すってことだね。
子供が小さい頃から、海外に目を向ける教育をする親が増えてきたということです。
現地情報を入手できる環境の変化
インターネットの発達によって、誰でも知りたいことがすぐに調べられる時代です。
自分の勝手なイメージだけで子供の意見を真っ向から否定する必要もなくなりました。

留学組が増えてきたから、海外の大学に行ってる先輩から直接話を聞けることもあるしね。

LCCの発達で格安チケットで現地に行けるから、親子で下見も気軽に行けるよね。
国内旅行より、東南アジアに旅行する方が安い時代です。家族旅行で海外が当たり前になり、海外を特別なことだと意識しなくなったこともあります。
環境の変化に伴い、世界がぐんと近づいたことも大きいですね。
金銭面のハードルの低下
「海外留学=高額」という時代は終わりました。
アメリカ留学やイギリス留学のような何千万とかかる場所だけでなく、日本の私立大学と変わらない金額で行ける留学先も増えてきたからです。
娘の通うフィリピンを例にとると、準備期間から卒業までで総額500万円程度です。詳しくはこちらの記事をご覧ください↓↓↓
»【フィリピン大学正規留学】結局いくらかかる?費用と節約方法はコレ

その格安さから、「在学中の1年留学」を売りにする日本の大学も多くなりました。海外の大学と提携して単位認定するため、費用も通常と変わらず4年で卒業出来るという仕組みです。
また、編入先も充実してきたことで希望国に従来より安価で行きやすくなりました。

マレーシアの大学は、イギリスの大学卒業資格(ダブルディグリー制度)も同時に取れるところも多いよ。
オンラインで完結できる、カナダの大学卒業資格を得られる大学もあります。
»【コンコーディア国際大学】日本在住で海外大学の学位を2年で取得!
選択肢が多様化したことで、金銭的にかなりハードルが低くなってきたと言えますね。
海外大学からの就職活動の定着
以前は「就活の波に乗れない」という理由で海外大学進学は敬遠される傾向にありました。
ですが今では、海外大卒を専門とするエージェントも増え、海外大学卒業者の争奪戦が繰り広げられています。
バイリンガル学生を対象にした現地での合同説明会もあり、参加する企業も増加傾向にあることから就職への不安も払拭され始めました。

大手企業や外資系企業は帰国時期に合わせて秋口採用を実施してるよ。
通年採用のオンライン就活もあるの。
2019年、年間20万人もの日本人留学生が海外渡航していますが、その中で卒業を目的とした大学正規留学をする学生はわずか1.3%の1,078名。
短期留学が当たりまえになった現在、海外で4年間揉まれた希少な人材が求められているんですね。
まとめ
「どうして海外大学進学を選択する学生が増えてきたのか?」について考えてきました。
最後にその理由をおさらいしておきましょう。
- 日本の大学に対する失望
- 保護者の意識変化
- 現地情報を入手できる環境の変化
- 海外大学進学のハードルの低下
- 海外大学からの就職活動の定着
一昔前は、子供が海外に行きたいと言っても、「危険だから」「お金がないから」という理由でその夢は絶たれていました。
親から子供に、海外大学進学を勧めることはほとんどなかったと言えます。
ですが現在、子供が物心つく前から英語教育に力をいれ、世界を見せるために家族旅行で海外に連れて行く親が当たり前になりました。
環境の多様化により、海外への敷居が低くなったことで親も子も視野が広がったと言えます。
今後、益々海外の大学進学者が増え、さらに敷居は低くなることでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。