
日数や料金はどれくらいかかるの?
何かトラブルがあったらどうしたらいいの?
こんな疑問を持つ、EMSについて知りたいあなたにオススメの記事です。
こんにちは、うっきぃです。
悪評高いと言われながらも、結局身近なEMS(国際スピード郵便)を利用する人が大半なんです。
それなら何かトラブルがあったときにも対応できるように、事前に対策を知っておくしかないですよね。
フィリピンならではの注意点や、トラブルの時の対処法についてもまとめていきたいと思います。
この記事で分かるのはこんなことです。
- EMSのフィリピンでの特徴
- EMSでフィリピンに荷物が届く日数
- EMSでフィリピンに荷物を送る料金
- EMSでフィリピンに荷物を送る方法
- EMSをフィリピンで受け取る方法
- EMSでトラブルがあった時の対処法
最速で荷物を届けたいならDHLがおススメ!フィリピンまでなら2~3日で届きますよ。
≫【DHLで時間指定】送れないものは何?2021年の料金表はコレ!
たくさんの荷物を最安で送りたいならバリクバヤンがおススメ!
≫日本からフィリピンへ関税なしで送る!バリクバヤン取扱3社を比較
それでは、さっそくEMSについて詳しく見ていきましょう。
EMSのフィリピンでの特徴
まずはフィリピンならではのEMSの特徴を知って、状況に応じて使い分けをしましょう。
- フィリピンには通常2~14日で届く
- パワラン島の一部には配送できない
- 2万円までの保険料が含まれている
- 全国の郵便局で配送でき、集荷も可能
- 追跡番号はあるが、マニラまでしか追跡できない
- フィリピンの滞在先まで届かない
「ん?」と思う突っ込みどころが後半にありますね。まずはいいところから。
DHLやFeDexで送る場合は事前に予約したり、都市部にしかない集荷場まで持っていかなければいけません。
その点、郵便局ならどこにでもあるので、気軽に送れるというメリットがありますね。

EMSは他の配送方法より送る側の負担が少ないね。
集荷をお願いする際は、下記の専用ダイヤルに電話してください。
通常、留学先・移住先としてはマニラ、セブあたりなので配送先については特に心配することはなさそうです。

コロナ禍でも、バギオの大学まで5日で届いたよ!
注意点は、お米や精密機器を送る際には届け出が必要ということです。また、驚いたことに遺骨や遺灰を送ることも出来るんです!
「火葬証明書」や「死亡届」「死亡診断書」などを1枚のプラスチック袋に入れて郵便物の外側に張り付け、宛名に「Cremated Human Remains」と記入すればOK。
気になるのは赤字で書いた「追跡が途中まで」「滞在先まで届かない」という謎の文言ですよね。
上記のポイントについても、詳しく見ていきましょう。
EMSでフィリピンに荷物が届く日数
引用先:郵便局HP(国際郵便料金表)
国際郵便の中で最優先で送られるのがEMSです。
フィリピンの場合、必ずマニラを経由するのでマニラだと最短2日で届きますが、その他の地域は9日~2週間はかかると考えたほうが良さそうです。

マニラまですぐ届くのに、なんで国内移動にそんなに時間がかかるの?

コンテナに移し替える時にそのまま忘れられることが多いの。
紛失もあるし、半年後に届くこともあるんだって!
液体物は通常のものより更に時間がかかる傾向にありますので、注意が必要です。
クールEMSという、日本発→海外行きの冷凍物(-15℃まで)を送るEMSもありますが、当然フィリピンは非対応です!
急ぎの荷物は高額になりますが、確実に最短で自宅まで届けてくれるDHLやFeDexを使うしかありませんね。
EMSでフィリピンに荷物を送る料金
フィリピンまでの重量別郵便料金はこちらの表をご覧ください。
500gまで | 1,400円 |
600gまで | 1,540円 |
700gまで | 1,680円 |
800gまで | 1,820円 |
900gまで | 1,960円 |
1.0kgまで | 2,100円 |
1.25kgまで | 2,400円 |
1.5kgまで | 2,700円 |
1.75kgまで | 3,000円 |
2.0kgまで | 3,300円 |
2.5kgまで | 3,800円 |
3.0kgまで | 4,300円 |
3.5kgまで | 4,800円 |
4.0kgまで | 5,300円 |
4.5kgまで | 5,800円 |
5.0kgまで | 6,300円 |
5.5kgまで | 6,800円 |
6.0kgまで | 7,300円 |
7.0kgまで | 8,100円 |
8.0kgまで | 8,900円 |
9.0kgまで | 9,700円 |
10.0kgまで | 10,500円 |
11.0kgまで | 11,300円 |
12.0kgまで | 12,100円 |
13.0kgまで | 12,900円 |
14.0kgまで | 13,700円 |
15.0kgまで | 14,500円 |
16.0kgまで | 15,300円 |
17.0kgまで | 16,100円 |
18.0kgまで | 16,900円 |
19.0kgまで | 17,700円 |
20.0kgまで | 18,500円 |
また、国ごとに送れるサイズ、重量が決まっており、フィリピンの場合は下のサイズで、重量は20㎏までです。
引用先:郵便局HP
日本なら考えられませんが、フィリピンでは荷物の保管料・手数料として50ペソ(約120円)の支払いが受け取り時に必要になります。
さらに大事なのは関税がかかることです。書籍や日本で着ていた服など価値のないものは必要ありませんが、皮製品・ブランド品・宝石類などの高級品には最低20%の関税がかかってきます。
荷物を受け取るまでにかかる費用の総額は、
「郵便料金+保管料(50ペソ)+関税」ということになります。

関税はぼったくりが横行してるよ。
フィリピン人と一緒に行くなど、自衛策が必要!
EMSでフィリピンに荷物を送る方法
郵便局からEMSで発送する流れを見てみましょう。
- 送りたい荷物が禁制品ではないか確認
- 段ボールのサイズが規定内か確認
- 内容物はビニール袋に入れて梱包
- EMSラベル作成(スマホ・パソコンからも可)
- 税関告知書・インボイスを記入
- 郵便局に持参するか集荷・支払い
フィリピンに送れないものについてはこちらからご確認ください。
内容物は、中身を確認されますので、紙袋に入れる際もガムテープではなく、紐で縛るなど中身が確認しやすい状態にしておいてください。

荷物の扱いが雑だから、隙間がなくなるようにギッチギチに入れるのがポイント!
EMSラベルなどの書き方によると、かなり細かい記入が必要となります。

書類を送るときは書く必要なかったよ。
細かい内訳を英語で書くのは大変だ!
webで作成して印刷すれば、郵便局で提出するだけですので簡単です。
税関通知書はCN22(300SDR未満・郵便局で入手)かCN23(300SDR以上・EMSラベルに同封)のいづれかが、2枚必要です。
「SDR」とは全世界共通単価のことで、1SDR=148.835円で計算されます。

送りたい荷物が20,000円分だとしたら、20,000÷148.835=約134SDRだからCN22の通知書を使うってことだね。
5万円を超えるかどうかでCN22かCN23か変わってくるよ。
フィリピンに荷物を送る際に必要なものは、
「EMSラベル+税関通知書(二枚)+インボイス」と言うことになります。
分からないことがあれば、こちらの番号にお問い合わせください。
EMSをフィリピンで受け取る方法
ついに問題の「受け取り方法」についてご説明します。
フィリピンで自宅まで届けてもらえないのは、貧困層が多く1つの住所に100世帯が住んでいることが当たり前だからです。当然表札もありません。

えー!どうやって荷物が届くの?
郵便局員がその住所に行き、その辺にいる人に「○○さん家はどこ?」と聞いて歩きます。そして荷物が届いたことを知らせる通知書「Registry Notice」を持って行くんです。

ポストもないから、送りたいときも郵便局まで持っていく必要があるよ。
通知を受け取ったら、指定された郵便局(その地域の本局)に30日以内、平日8:00~17:00の間に受け取りに行かなければいけません。
受け取りの際に必要な物はこちらの3点です。
- 身分証(パスポート・IDカード・免許証のどれか)
- 通知書
- 1箱あたり50ペソ+関税料金
本人が行けない場合、代理人でも受け取りは可能です。その際、委任状「Authorization Letter」を作成して、本人の身分証を持って行ってもらうことになります。
受け取りに料金がかかるだけでも日本人としては納得いきませんが、さらに問題があります。受け取りに物凄く待たされるということです。

2~3時間は当たり前、半日なんてこともあるんだって!すこしでも早く受け取れる方法はないの?
方法は3つあります。
1つ目は、通知書を受け取ったらなるべく早く郵便局に赴くこと。そうすれば荷物が埋もれる前に見つけてもらいやすくなりますね。
2つ目は、オープン8時前に行くこと。すでに荷物受け取りに来た人が並んでいます。なるべく早く混雑前にいけば待たされる時間が少なくなりますよ。
3つ目は、私書箱を持つことです。サイズが郵便局によって異なる可能性もあるので確認が必要ですが、私書箱を持てば確実に安全スピーディに荷物を受け取ることが可能になります。
費用は年間1,500ペソ(約3,400円)かかりますが、ちょくちょく送ってもらうという人にはおススメです。

関税がかかる高価なものだと計算に時間がかかるから、普通の受け取りより時間がかかるよ。受け取りには覚悟と忍耐が必要だね。
EMSでトラブルがあった時の対処法
フィリピンクオリティですから、「荷物の遅延」「荷物の紛失」「荷物の破損」はある程度覚悟しておかなければいけません。
追跡番号が付いているので、荷物の動きをこちらから確認できます。
ですが、細かく表示されるのはマニラまでで、それ以降は「Item send to delivery office」など状況しかわかりません。
それでも動いていればいいですが、あるところで止まったままなんてこともしょっちゅうです。
そんな時は配送をした郵便局で調査請求が出来ます。身分証と追跡請求用紙をダウンロードして窓口に持って行くことになります。

紛失の場合は、2万円まで補償対象だよ。
高価なものや、大事なものは送らないことが重要です。お金で解決できるものなら諦めもつきますね。
まとめ
フィリピンにEMSを使って郵便を送る方法について見てきました。
フィリピンならではの注意点がたくさんありましたね。最後におさらいしてみましょう。
- マニラまでなら最短2日、地方なら9~14日かかる
- 長さ+胴回り3m以内、20kg以下
- 2万円まで補償がある
- インボイスと税関通知書2枚が必要
- 受け取りに保管料と関税がかかる
- 郵便局まで受け取りに行かなければいけない
- 待ち時間を減らすには早く行く
- 待ちたくなければ有料で私書箱を持つ
- トラブルがあったら配送した郵便局の窓口に行く
日本と全く違う荷物受け取り方法でしたね。これ違いを楽しめるか、ストレスに感じるかで異国生活を満喫できるかが決まってくるのかもしれません。
急ぎで確実に届けてほしければDHLやFeDex、時間がかかっても安く大きな荷物を届けてほしければバリクバヤンBoxなど用途に応じて配送方法も使い分けたいですね。