入学して驚いた‼【日本の大学とフィリピンの大学の違い9選】

大学生活
むすこくん
むすこくん

日本の大学とフィリピンの大学って何が違うの?

こんな悩みを持つ、「日本の大学」と比較した「フィリピンの大学」について知りたい方にオススメの内容です。

 

こんにちは、うっきぃです。

娘がフィリピンの大学に在学中です。入学準備の段階から、現在に至るまでフィリピンの大学制度には驚かされっぱなしなんです。

あまり知られていない、フィリピンの大学内部の状況まで経験者が詳しく解説していこうと思います。フィリピンの大学への進学、留学をお考えの方に有益な情報が盛りだくさんですよ!

この記事で分かるフィリピンの大学制度については、こちらの内容を詳しく解説します。

  1. 大学入試は年に2回
  2. 入試日程が直前に決まる
  3. 合格発表が試験当日
  4. 大学なのに制服がある
  5. 学費が安い
  6. 休みが少ない
  7. 授業が突然決まる
  8. 課題がとにかく多い
  9. プライバシーはない

大学の授業内容や友達との交流まで突っ込んだ内容については、こちらの記事も参考にしてください。

»【フィリピンの大学あるある】授業内容?課題?現役留学生に質疑応答

それでは、さっそく見ていきましょう!
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日本の大学とフィリピンの大学の違い

たくさんの違いがあるフィリピンの大学ですが、日本の感覚で行くと、入試すら受けられない事態になりかねません。

また、留学してから「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないためにも、事前にしっかり確認しておきましょう。

大学入試は年に2回

大学の講義風景

フィリピンの大学では7~8月頃、さらに1~2月頃の年二回が入学時期になります。

うっきぃ
うっきぃ

2セメスター制だから、どっちに入学してもOK!

日本の大学受験で失敗してから、夏に入学する人が多いです。準備が間に合わなくても冬にも受験出来るので、1年以内にチャンスは2回あるということになりますね。

飛び級制度や、最初から3年のカリキュラムの大学もあるので、頑張れば日本の同級生に追いつくこともできます。

滑り止めとしてフィリピンの大学を考えているなら、高校生のうちに英語力を最低IELTS5.5レベルまで底上げしておく必要があります。

事前にフィリピン留学エージェントに相談だけしておき、いつまでに申し込めば間に合うのか確認しておくと安心です。

日本人向けのおススメ大学についてはこちらの記事をご覧ください。

»【フィリピン大学正規留学】日本人にイチオシはバギオ大学!

»【フィリピン大学正規留学】バギオのセントルイス大学を徹底調査

入試日程が直前に決まる

誰もういない教室

入試が行われている時期が近づいてきたら、1ヶ月ほど前に大学に直接連絡して入試日を教えてもらわなければいけません。

 

妹ちゃん
妹ちゃん

毎年受験方法がコロコロ変わるから、事前に発表されることがないの。

これは受験生にとって不安だよね!

日本だと受験日はかなり早い段階から発表され、みんな準備にかかりますよね。フィリピンは大学によって時期も回数も違うんです。

フィリピンの東大と言われる「フィリピン大学」やフィリピンの早稲田と言われる「デ・ラサール大学」などの超一流大学では、入試が1年前に行われるんです。

 

娘ちゃん
娘ちゃん

一流大学を目指そうと思ったら、高校1年生の段階で進路を決めておかないと準備が間に合わないよ。

日本の大学では、Fラン大学など私立から先に受験があり、センターを使う国公立は最後になりますよね。フィリピンは逆なんです。

レベルの高い大学が1年前、レベルが下がるにつれて入学時期ぎりぎりの入試となります。逆に考えれば「浪人せずにとにかく大学に入りたい!」という日本人にとっては受け皿になる環境なんです。

 

うっきぃ
うっきぃ

受験日は1日じゃなくて、通常1週間くらい。

いつ受験してもOK!

娘ちゃん
娘ちゃん

でも合格者が定員に達したら、その学部は終了。

定員に余裕のある学部を紹介されるから要注意!

入試の流れについては、こちらの記事で解説しています。

»【フィリピン大学正規留学】いつまでにどんな準備が必要?流れを説明

合格発表が入試当日

午前中に入試、午後に発表という大学が多いです。

一流大学は数学、科学など複数の受験科目がありますが、日本人が受験しやすい大学はほぼ英語力の判断テストのみです。

理系だと中学生レベルの数学のテストもありますが、基本大学入試は英語の筆記と面談だけということが多いです。

なので、午前中1時間程度で入試は終わり、午後には結果が出ているというわけです。

 

うっきぃ
うっきぃ

コロナ禍での受験で担当者がお休みが多かったから、我が家の場合は結果が分かるまで数日かかったよ。

現在オンライン受験で、受験費用は4,000円程度(別に振込手数料3,000円程度)です。受験者にとっては負担が少なくて、かなりおススメと言えるのではないでしょうか。

大学なのに制服がある

高校の制服

フィリピンのほとんどの大学で制服があります。

理由は生徒の安全確保です。一目で学校が分かるので、何かあった時にすぐ学校に連絡できるという利点から制服文化があるそうです。

うっきぃ
うっきぃ

指定日だけ制服着用の大学もあるよ。

娘の通う大学は制服がないけどね。

娘ちゃん
娘ちゃん

大学構内に仕立て屋さんがいて、生地を買ったらその場で注文するの。

制服代は2,000~3,000円程度だよ。

日本のように季節がないので、夏服しかありません。洗い替えに2セット買えばいいので、コストもかかりませんね。

学費が安い

一般の私立大学は学費が年間10万円程度しかかかりません。フィリピンの東大と言われる国立の「フィリピン大学」でも年間10万円程度です。

フィリピンの慶應大学と言われる「デ・ラサール大学」などの超一流大学では年間40万円程度かかる大学もあります。

合わせて物価も安いので、滞在費をかなり抑えることが出来ます。

フィリピンの各大学の学費については、こちらの記事で詳しく記載しています↓↓↓

»【2021年】フィリピン大学ランキング!留学するならココだhttps://ukkarin.com/daigaku-ranking/

休みが少ない

大学の時間割

引用先:バギオ大学HP

こちらはバギオ大学のカレンダーになります。土曜は授業があるし、夏休みは3週間、冬休みも1ヶ月しかありません。

日本の大学は土日休みで、夏休みだけでも2ヶ月近くあるのでここは大きな違いですね。

 

うっきぃ
うっきぃ

カレンダーだと休みが少ないけど、急に決まる祝日があるよ。

前日に「明日は祝日です」ということもよくあるの。

土曜も平日同様、夕方まで時間割が埋まっています。日本の大学生のように、「週末泊りがけで旅行」ということは難しいですね。

授業が突然決まる

時間割はありますが、全く機能していません。

1セメスター当たり、更に細かくBACH1、BACH2、BACH3と分かれていますが、オリエンテーションだけで講義がまったくなかった授業も存在するほど適当です。

 

妹ちゃん
妹ちゃん

オンライン授業で変則的とはいえ、これはビックリ。

時間割通りに進むことはなく、友達同士のグループチャット内で「明日○○の授業何時からあるらしいよ」と情報が回ってきて授業を受けるのが普通です。

予定している時間を過ぎて「今日は休むわ」と教授からメッセージが届くこともザラです。

 

娘ちゃん
娘ちゃん

おかげで全く予定が立たないんだよね。

これだけは改善して欲しいとこ!

課題がとにかく多い

勉強する女性

講義が少ない分、課題が大量に出されます。

常に5つ以上は提出期限に追われているイメージです。その内容もかなりユニークなのでご紹介させてください。

  • あなたに宗教を教えてくれた人に感謝の手紙を書く
  • あなたの人生を表現する絵や作品を作る
  • あなたに合う運動メニューを一週間分作る
  • エクササイズしてる様子を動画で編集する
  • 教会での出来事を日記にまとめる

娘はマーケティングマネージメント学部ですが、副教科の美術、体育、宗教の授業の課題が特に多いです。

 

うっきぃ
うっきぃ

経営関係の課題より、はるかに時間割いてるよね。

娘ちゃん
娘ちゃん

テスト期間中でもお構いなしに課題が出るから、「あの教授は狂ってる!」ってグループチャットが炎上してるよ。

プライバシーはない

誰が何点だったか、誰が提出期限に遅れたか、いつも出さないのは誰かなどプライベートなことまで教授に授業内で暴露されます。

 

娘ちゃん
娘ちゃん

提出期限決められてない課題を出してなかったら「出してないのはあなただけよ!」ってみんなの前で怒られちゃった。

課題が戻ってきたら「何点だった?」とグループ内で点数を見せ合います。

そして点数のいい子はその教科が得意だと知れ渡り、課題やテストのときに「答え送って!」「○○ちゃんの答えはコレ」と飛び交うんです。

うっきぃ
うっきぃ

日本では考えられないオープンなところだね。

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まとめ

フィリピンの大学と日本の大学と違いについて、9つ厳選して詳しく見てきました。最後にポイントをおさらいしてみましょう。

  1. 大学入試は年二回
  2. 入試日程が直前に決まる
  3. 合格発表が入試当日
  4. 大学なのに制服がある
  5. 学費が安い
  6. 休みが少ない
  7. 授業が突然決まる
  8. 課題がとにかく多い
  9. プライバシーはない

フィリピンのお国柄も垣間見える、興味深い結果となりましたね。

ちなみに入学して数か月経ちますが「まだ準備出来ない、いつになるか分からない」との理由で学生証はおろか、在学証明書すら発行して貰えません。

これがフィリピンスタンダードなので、フィリピンの大学への留学、編入、進学をお考えの方は色んな意味で大学生活を楽しんでくださいね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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